小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2016年11月14日月曜日

日本の貧乏とアメリカの貧乏

 トランプ大統領の登場を機に日本とアメリカの貧乏について考えてみたいと思います。


 東京都の人口は19世紀は200万人未満でしたが、太平洋戦争直前には750万人に増加し、さらに20世紀末には1300万人になりました。過去100年間で6倍に膨れ上がったのは地方からの人口流入と人口爆発という二つの要素の相乗効果によるものでした。一方で20世紀のニューヨークの人口増加はたかだか2倍に過ぎませんでした。


 太平洋戦争中は東京都民は故郷の親兄弟や親戚を頼って疎開することが出来ました。また戦後もしばらくは東京で生活に行き詰れば故郷に逃げ帰っても温かく迎えてくれる親族の存在もありました。しかし、今日では都民にとって故郷は遠い存在になりつつあり、都会で貧乏したら故郷に帰ればいいという安全弁は確実になくなってきています。


 ニューヨークにはスラム街がありますが、都市生活が破たんして逃げ帰る故郷がないのですから、畢竟スラム地区に流れ込むしかありません。東京でもいつかは貧困で行き場を失った人たちが集まるスラム街が生まれるのかもしれません。