小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2015年2月28日土曜日

川崎少年殺人事件 ヤンキー先生と夜回り先生から

 日本の型破り先生の典型を認知度から探せばヤンキー先生と夜回り先生でしょうか。この二人の先生は子どもたちの本当の声に、自分の立場を超えて真摯に耳を傾けようとしたからこそ、子どもたちから大きな支持を得たように思われます。


 ヤンキー先生とは義家弘介衆院議員のことで、自らの波乱万丈の少年時代や教員経験を回想する多くの著書を表しました。縦横無尽のエネルギッシュな活躍がマスコミでも取り上げられたりして、全国的な存在になりました。その高まった知名度を足掛かりに一気に政界進出を果たし、今日では保守派教育者の先兵です。ただ残念ながら教育経験はあっても教育の専門家とは言えません。


 一方で夜回り先生とは水谷修先生のことです。水谷先生は夜間に繁華街を自分の足で歩いて青少年の非行問題に地道に取り組んでいて、もちろん著書は義家議員以上に豊富です。水谷氏の教育の専門家としての力量は、多数のアカデミックな賞の受賞歴からも十分にうかがい知ることができます。まさに教育や社会福祉分野の何たるかを知る教育者の鑑といえそうです。

 

 教師が子どもたちに誠意を尽くすとは人生を賭した契りであり、そういう覚悟が感じられるからこそ、子どもたちは教師に心を開いてくれるのではないでしょうか。困難な状況にある子どもたちが必要としているのは、どちらかといえば夜回り先生のようにいつまでも寄り添っていてくれる教師でしょう。そういう肝の据わった先生がいなくなってきたことも事件の遠因といえそうです。