小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2014年5月7日水曜日

JTB社員の偽手紙 お互いに一歩も引けない社会

 JTB社員が遠足バスの手配を忘れて、生徒を装って自殺予告の偽手紙を学校に届けて遠足中止を謀ったのが運の尽き、意外にも社員は逮捕されてしまいました。この事件は、お互い様の気持の欠けた現代社会の問題点を余すところなく映し出しています。


 起きてしまったことに “もし” は禁物ですが、それでも “もし” 1週間前に学校側から段取りの再確認の連絡が入っていたら、また会社側でも2重チェックの仕組みがしっかり機能していたら、と思われてなりません。こういうちょっとした配慮はマニュアルになりにくいのでしょう。


 今日の仕事場には、自分に無関係なことには一切手を出さない、決められたこと以外は見て見ぬふりをする姿勢がまん延しています。何か都合の悪いことが起きると、上司が部下をかばうのでもなく責任のなすりつけ合いが始まります。これでは特に平社員は委縮し、ミスを隠そうとします。


 警察に被害届を出して始末を付けようとした学校も学校なら、社員を解雇して事を穏便に収めようとする会社も会社です。依頼したのだからとか任せたのだからと突っ張るのではなく、 “お互い様” の気持を持って一歩引いて、相手に一声掛ける気持が関係者にあったら、こんな悲劇は起きなかったことでしょう。