小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2015年3月13日金曜日

癌と診断されて手術したら無かったと言われた

 私の友人に膀胱がんと診断されて手術を受けた人がいます。ところが手術後の検査結果でがんはなかったと言われたそうです。膀胱を失い、性能力もなくして、不自由で憂鬱な毎日を強いられている友を思うと心が痛みます。

 

 友人には訴訟を起こすことを勧めましたが、地元の人たちの間で争い事をしたくなかったのか、結局は泣き寝入りになりました。誤診で手術した医師からは何の補償もなかったうえに、正式な謝罪の言葉もなかったそうです。診断や治療や組織の何処に問題があったのか、しっかりと調査して報告書を作成し、これを公開する仕組みができなければ医療過誤は減らないでしょう。政府が取りまとめた医療事故調査制度の運用方針案では報告書の開示義務は盛り込まれませんでした。

 

 16人が死亡したと言われる群馬大学医学部の医師の医療過誤事件も、病院側の一方的な調査だけで幕引きされそうな気配ですが、当事者の真摯な対応が望まれます。そのためにも医師といえども万能ではなくて過誤が起こり得ることを、私たちとしても場合によっては認める勇気を持たねばならないでしょう。