小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

  とうとうコーツIOC副委員長が来日して、これからはオリンピック開催への直接的圧力が強まりそうな気配です。  東京オリンピックが多数の病人も出そうな真夏に開催されるのはビジネスとしての都合からで巨額の放映権料を稼ぐためでもあります。  そんな開催してもお金、中止してもお金の五輪...

2017年1月1日日曜日

ハイデッガーさん、貴方はどう思いますか?

 20世紀を代表するドイツの哲学者マルチン ハイデッガーの著書「存在と時間」は難解ではありますが、彼の「顧慮」という概念を現代人は思い返してみるとよいかと思います。


 今日の都会では、鞄やトランクがぶつかろうと足を踏もうとお構いなしですし、横断歩道に歩行者が立って待っていても徐行しません。車内では意地悪く無理押ししたり、空席に座るときに会釈しても両サイドの人たちはまず無反応です。また公衆の面前でもお構いなしに泣き叫んで駄々をこねる幼児は毎日のように目撃します。


 他在をもって自在をなすという考え方を顧慮という言葉で哲学的に追求したのがハイデッガーでしたが、他者の現実を自己の可能性として想像する力をもたない現代人にはそんな理屈はもはや通用しなくなってきているのでしょうか。