小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2016年6月29日水曜日

福島第一原発事故の放射能汚染の現状

 ある民間放射能測定所の測定で福島県産以外の流通玄米から、16ベクレル/kgのセシウム137・134が検出されたそうです。政府の食品基準値の上限は、一般食品では100ベクレル/kgで乳児用食品と牛乳では50ベクレル/kgとされています。


 それでは16ベクレル/kgの放射能を民間レベルで正確に測定できるのかといえば、放射線測定器を製作できる高度な技術と知識を有する専門家の指導や助言なくしてはまず不可能です。今回の流通玄米の16ベクレル/kgという測定値の話は、私がもっとも信頼する日本を代表する放射線機器専門家が直接に指導する民間機関のものですから充分に信頼できるでしょう。


 政府が一般食品に設定する100ベクレル/kgという上限基準は、一般食品の測定に携わる現場の測定者の技術的立場からすると現実的且つ妥当な水準といえそうです。しかし、毎日そうした汚染食品を口にする消費者の立場に立って、健康を守るために有効な基準かどうかという話になると、専門家の見方は真っ二つに分かれます。


 今回の汚染玄米の話を聞くと、東電福島第一原発事故で飛散した放射性物質汚染の環境問題は、市民の関心が希薄化する程度に反比例して、その悪影響はむしろ深化しているような気がしてなりません。