小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2016年6月22日水曜日

ピカソと加藤唐九郎

 近頃は焼き物にハマって古書店や図書館のお世話になったり、あちこちの骨董市に行っては実物を手に持ってみたり、美術館で名品を眺めたり、インターネットオークションに入札したりで、頭の中は焼き物だらけです。


 最近特に印象深かったのは加藤唐九郎がピカソを最高の陶芸家と讃えていることです。彼とピカソとの直接の接点は日本現代陶芸パリ展(1951)に出品された織部焼の皿でした。この展覧会が移動して南仏の陶器の町ヴァロリスで開催されたときに、唐九郎の皿とピカソの壺とが交換されることになりました。1940年代後半から陶芸に熱中していたピカソはパリかヴァロリスで唐九郎の作品に出会って感動したのでしょう。今もこの唐九郎の織部の皿はヴァロリス国立美術館に保存されています。


 私が心から尊敬する抽象芸術の天才ピカソと加藤唐九郎の作品の交換には土の魅力が仲を取り持ったということを知って、改めて桃山時代の焼き物の魅力にはまっています。