小室圭さんをシッタベンレイ

ノーと言って金満世界を変えよう

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2016年5月29日日曜日

ゆとり教育世代の活躍に拍手!

 ゆとり教育は知識偏重暗記重視型教育の弊害に対処するために考え出されたもので、一般的には2002年施行の学習指導要領に沿った教育を意味します。

 

 2000年前後には「小数ができない大学生」や「分数ができない大学生」のような著書がマスコミで大々的に取り上げられました。これで古い教育しか知らない国民は強い不安に駆られて、反ゆとり教育キャンペーンに乗ってしまいました。こうして2008年には安部政権は脱ゆとり教育宣言をすることができました。

 

 ゆとり教育を小学校(実施期間2002~2010)からフルに受けた子どもたちは現在では満20歳になり、小中学校で3年間以上経験した子どもたちは満26歳になります。今日ではゆとり教育に終止符が打たれてから5年が経過していますが、一般社会人として彼らの活躍を評価するには早すぎます。

 

 しかし、スポーツ分野に限ってゆとり教育世代を眺めてみますと、フィギュアスケート、テニス、ゴルフ、スキージャンプ、水泳、体操、スノーボード、卓球、サッカー、野球、フェンシングなどの広い分野で世界的に活躍している超一流選手がたくさんいることに気がつきます。

 

 またNPO法人を自ら立ち上げて国際的に活躍中の社会活動家の数は近年では目覚ましい増加傾向を示していますが、その中心となっているのがゆとり教育世代の若者たちです。彼らは明らかにこれまでの世代とは人生観も世界観も違うような気がしてなりません。

 

 こうした現象はもっぱらゆとり教育のお蔭であるとは安易に断じられないにしても、事実は事実としてじっくりと因果関係を検証してみる必要がありそうです。