旧ソ連は第二次世界大戦で1200万人以上の兵士を死なせ、市民の犠牲者は1400万人とも言われていて、何と日本の戦争犠牲者の10倍の国民が亡くなりました。
旧ソ連は対独戦で壊滅的な人的損失を被って病み上がり中のところ、べルリンの壁崩壊で連邦国家は解体されて大きな精神的な打撃を経験したとも言えそうです。
旧ソ連の人口は1.68億人、今日のロシアは1.48億人で人口減少時代に入ってきており、大戦やベルリンの壁崩壊で受けた悪夢がロシアには蘇ってきているように思われてなりません。
現在のロシアは極論すれば消滅の危機に直面しているとも言えそうですから、その焦りたるや私たちの想像を遥かに超えていることは確かでしょう。