ウクライナ・ロシア戦争は夏を越してとうとう冬季に突入しました。ロシアやウクライナの冬は極寒の世界ですから地上を歩いての長距離移動は不可能です。
プーチン大統領が部分的動員令を強行した背景には兵員不足というよりは10月から始まる厳しい冬季には戦闘の前線にいられるのは最大2週間が限度ですから、頻繁に交代要員が必要だからだと私は見ています。
私が知るドイツ人は第二次大戦時に出征したロシアの冬の厳しさを実体験した死の恐怖が忘れられず、ロシアと聞くと大声でわめき散らして取り乱すほどでした。
今冬はロシアの兵士にとっては無理やり家族から引き離されたままで辛い辛い厳寒下の野戦生活が続くと思うとやり切れない気持ちになります。
例えばウクライナのマリウポリでも冬季はマイナス20度以下になりますから、下手をすれば歩兵の指が引き金に凍り着いて発砲どころではなことさえあるはずです。
いかなる理由があろうとも戦争を仕掛ける為政者を出してはなりません。