故安倍元首相による政権批判をする特定の番組潰しが暴露されて国会は騒々しいこの頃です。
東日本大地震発生時に合わせて私の市でも黙祷を捧げようと市内放送があり、手を合わせる市民が多くいました。
それはそれでいいのですが、どうしても解せないのは福島原発の現状を現地レポートするテレビ局が皆無なことです。
メルトダウンした核燃料を2020年には取り出す予定はありましたが、実際には技術的に難しくて取り出しに着手できていません。恐らくは永遠に無理でしょう。
返す返す悔やまれるのは東電が巨大津波の危険性を警告された時点でたとえ1000億円かかったとしても防潮堤建設と浸水対策を実施していれば事故は防げたことです。
こうした事実をしっかりと受け止めて原発政策の議論をさせない、報道もさせないで上っ面な黙祷だけ呼びかけても大いなる欺瞞でしかありません。